地植えしたが百年目。
前庭はツルがすごかったが、誰が植えたか裏庭には「トクサ」がすさまじい勢いで生えていた。お隣との境界をまたがりながら、ほかの植物を埋め尽くしている。
トクサはツクシ(スギナ)の仲間である。
トクサは日本庭園に少し植えられている分にはとてもおしゃれなのだが、少し放っておくと(スギナの仲間なので)一気に繁茂してしまう。
その草の姿かたちも相成りチンアナゴみたいである。チンアナゴも数匹ならかわいいが、たぶん数万匹がうにょうにょ出てたらちょっと嫌だ。
そんなトクサを昨年末、第2ペンギンはせっせと片付けた。
そんなわけで今は地肌が見えるまでになっている。
が、何度も言うがトクサはスギナの仲間である。根っこがちょっとでも残っているとすぐ息を吹き返してしまう。…のみならず、取り除く際に根っこを切ってしまうと切れた両方から生えてくるというヒドラのようなやつなのである。
作業を引き継いだ温泉ペンギンはちょっと土をほじくってみた。
「うわ…根っこがいっぱい…」
さらにほじくってみる。
「石もすごい…」
もう一度。
「?アサリとホタテもいっぱい???」
貝塚?