◎第2期第2ペンギン荘修繕工事
長野県松本市の温泉街・浅間温泉にて元・置屋の建物を下宿を冠したシェアハウスにしてから1年。
1963年に建てられしばらく空き家だった建物は、まだまだ修繕するところがたくさんある。
第2ペンギンは昨年の修繕終了後、疲れ果て、癒しと冷をもとめて北海道に行っていたが、ついに第2期の修繕を開始したという運びである。
昨年は第2ペンギンと温泉ペンギンの二匹で修繕をしたが、今年は第2ペンギンとお絵かきペンギンの二匹での修繕だ。
約1年ぶりの修繕とあって、感覚を取り戻すため、とりあえずシェアハウスとして使っている母屋は放って置き、失敗してもまあそんなに関係ない小屋の修繕から始めている。
とりあえず見栄えが悪いと治安の悪化が懸念される・・・という理由だけで小屋修繕をしているので、無駄な資材は購入しないで直す、というのが最大の命題だ。
そんなわけで、タイベックシート(透湿防水シート)もアルミサッシ×8箇所もすべて別のところからもらってきたものを再利用している。
北側に張り付けた木サッシも別のところの解体で出てきたいらない資材である。
「最近、こういうのが流行ってるんでしょ!?↓」
的な半ば勢いで第2ペンギンは取り付けてしまった。
市井にあふれるオシャレなカフェとかにありそうな壁面になったような気もするが、なんか違う気もする。
でも、「っぽく」の範疇を出てDIYができない第2ペンギンの技術ではこのくらいのもんである。
先日は、スケルトンになって何とも頼りない小屋になってしまっていたが、ペラペラの透湿防水シートを巻きつけただけで、急に小屋感と安心感が出て、第2ペンギンは大変満足した様子である。
そして、布一枚で空間を作れるということのすごさに気が付き、
「テントってすごいなあ」
と思ったりした。
小屋はこれでとりあえず雨風はしのげるようになった。
失敗してもいい小屋修繕でちょっとDIYの感覚を思い出し、また、ちょっとこなれてきたので次回は土間の修繕をちょっと進めるつもりである。
まだまだ先は長い。
「先を見通すと疲れるから見通さないようにしよう・・・」
と第2ペンギンは思っていた。
一歩一歩修繕していくのがDIYの極意である。