◎第2ペンギン荘第2期修繕工事。下地で見えないからって落書き大会。
第2ペンギンとお絵かきペンギンは週に数日のペースで、松本市浅間温泉にある第2ペンギン荘の修繕工事をうごうごと行っている。
おととしの秋から半年かけてやった修繕工事の続きである。
ただ、こうも毎日真面目に作業していると時々遊びたい衝動が出てくるのが第2ペンギン。
しばらくじーっと壁を見つめていたが、おもむろに工具箱から油性マジックを取り出すと、どでかく落書きをし始めた。
「ナニヤッテンダ??」
という顔をしていたお絵かきペンギンにも、第2ペンギンは黙ってマジックを手渡して「落書きしたまえ」という無言のメッセージを送る。
お絵かきペンギンも黙って落書きを始めた。
ひと通りの壁という壁に落書きを終えると、なんだかすごい大作を描いてしまったような達成感に満たされ、第2ペンギンは「ふう。」と小さく息を吐いてマジックを放り投げた。
「満足しましたか?」
お絵かきペンギンがたずねると、第2ペンギンは黙って頷いた。
「じゃあやりますか」
と、第2ペンギンは大きく伸びをして、壁の下地材を取り付けはじめた。
寒々しいコンクリートブロックとモルタル仕上げの壁に下地材である胴縁(と、いうのかわからない)を取り付けて、100mmの断熱材を入れ込む算段なのである。
横胴縁を取り付けるため、金具をまずは取り付ける↑↑↑
本当はその場所をマークするためのマジックだったのである。
そして胴縁を付けたのがこちら↑↑↑
ちょっとガタついているが、コンクリートブロックとモルタルにうまい具合にビスが効かずにずれてしまった。
これがプロならプロ失格!と言われてしまうのかもしれないが、
「まあどうせ見えなくなるからいっか。」
と第2ペンギンはあんまり気にしていない。
プロじゃないからだ。
そして、胴縁の隙間に断熱材を入れてみるとこんな感じである。
先日の小屋の修繕でもそうだが、断熱材をいれると途端に安心感が増す。
「第2ペンギン荘はまだまだ発展途上の下宿・シェアハウスだけど、松本市の奥地(というほどでもない。むしろ街に近い)の温泉街・浅間温泉で頑張っています。ドウゾヨロシク。」
第2ペンギンは急に空に向かって独り言を言い、お絵かきペンギンをたいそう狼狽させたという。。