(2022年11月22日更新)
◎松本市浅間温泉のシェアハウス「第2ペンギン荘」
◆第2ペンギン荘は芸者さんが住んでいた下宿(置屋)
第2ペンギン荘は長野県松本市の温泉街・浅間温泉にある1963年に建てられた元・置屋「分音和」(芸妓さんが住んでいた詰所・下宿のこと)を利用した女性専用のシェアハウス(下宿)です。
芸者さんが住んでいただけあって、一般的な下宿よりも装飾がこだわっていたり、レトロながらも雅な雰囲気が漂っている下宿です。
第2ペンギン荘はそんな建物を引き継ぎ2020年の春にオープンしました。
◆第2ペンギン荘の場所
第2ペンギン荘は長野県松本市浅間温泉3丁目にあります。
浅間温泉は開湯1000年をこえる昔ながらの温泉街で、三方を山に囲まれた場所にありますが、松本の中心市街地にも近いという特徴があり、昔から旅館街だけではなく住宅街として多くの人が住んでいました。
そのため、地域の人たちだけが入れる湯仲間(湯組・会員制の共同浴場)が浅間温泉内に多数点在していて、第2ペンギン荘の住民もその湯仲間を利用することになります。
下宿に帰れば、風呂桶片手に温泉に入りに行く生活。
一方、街中へも簡単に行けるし通勤・通学も簡単。
浅間温泉はそんなところです。
私たちはそんな浅間温泉を訪れる場所でなく住む場所としてもっと知ってもらいたい、気軽に移住してもらいたいと考えて下宿・シェアハウスをやっています。
◆第2ペンギン荘の特徴
第2ペンギン荘では「ちょっと楽しい、ふつうの暮らし」をみなさんに送ってもらえるような場を提供したいと思っています。
第2ペンギン荘はシェアハウスですから、みんなでごはんを食べたり、一緒に遊びに行ったり、畑をやってみたりしています。
それはシェアハウスの特徴であり最大の魅力です。
ただ「ふつうの暮らし」を安心して暮らせるからこそ成り立つものだと考えているからです。
第2ペンギン荘では長野県や松本の自然や文化、温泉や民藝などなどの魅力に惹かれて移住してきた方たちや、仕事の関係、信州大学の学生さんなど幅広い人たちが住んでいます。
共通点は信州での暮らしを楽しもうと思っているということです。
日常は、ちょっとおいしいごはんが作れたとか、疲れて入る温泉が最高!とか小さな喜びの積み重ねで豊かになっていくような気がしています。
シェアハウスで楽しく過ごすには住む方の暮らし方も重要です。
一緒にシェアハウスをちょっと楽しい場所にしてもらえるような方に住んでもらいたいと思っています。
◆下宿に住むのにかかる費用・生活費のめやす。
第2ペンギン荘ではなるべく生活費をなるべくリーズナブルになるようにしています。
せっかく移住・進学・転勤などの理由で長野県松本市に住むことになったわけですから、お金のことを心配するより、余裕をもって松本での暮らしを楽しんでほしいからです。
そのため、生活費としては家賃を含めてひと月10万円~12万円くらいあれば、ふつうに暮らせるぐらいの家賃設定にしています。
詳しくは「施設情報」を見ていただけたらと思いますが、シェアハウスは家賃だけではなく、水道・光熱・通信費などを住民で割るため非常に安くなるメリットもあります。
上記生活費のめやすは、あくまで自炊をメインとする暮らしになりますが、生活のための仕事は最低限にして、その分余暇を使って松本暮らしを楽しんでもらったり、自己研鑽や、自分の好きなことに挑戦してみるなどをしてもらえたら第2ペンギン荘にとってはとてもうれしいことです。
◆入居までの流れ。
「入居までのながれ」をご覧ください。
◎第2ペンギン荘の施設紹介
それでは第2ペンギン荘の建物を一部を紹介します。
建物は1963年に建てられた元・置屋さんですので、古い建物ながらなんとなく雅な雰囲気が漂っています。
部屋は台所以外全室和室となっています。
◆かつて夕方になると下駄の音がなっていた第2ペンギン荘の通路
建物が置屋さんだったころは、芸者さん何人も住んでいました。彼女たちの出勤時間は夕方ですので、日が暮れる頃になるとこの通路を下駄であるくカランコロンという音が鳴り響いていたそうです。
◆廊下がつやつやの表玄関
障子に木枠のサッシ、つやつやの使い込まれた廊下と古い建物だからこその味が出ている玄関周りです。
◆船底天井の居間・床の間
居間・床の間は畳10畳間でヒーターや扇風機などを入れておく共用の収納もあります。
◆床の間に飾られた「空も飛べるはず」の書
ペンギンだって頑張れば空も飛べるはず。やりたいことや好きなことがある方たちを応援したいつもりでこの言葉にしてみました。
◆食堂のテーブルは手作り
第2ペンギン荘の家具はほとんど手作りですが、一番こだわったのはダイニングテーブル。サワラの無垢材を組み合わせて作りました。
◆台所は赤が基調のレトロおしゃれな空間
装飾されたガラスがオシャレな台所です。かつて使われていたカマドも残っています。
◆台所からの勝手口
調理器具はコンパクトにまとめてあります。
◆第2ペンギン荘の2階へ
二階への階段は昔ながらの作りで急ですが、手摺が付いているので安心です。
◆2階の廊下はとても明るい
二階にも台所の名残がありますが、現在は洗面所としてのみ利用しています。
◆お部屋・7.5畳間
第2ペンギン荘は4.5畳間、6畳間、7.5畳間、4.5畳×2間の4タイプのお部屋があります。写真はたまたま開いていた7.5畳間を。
◆お部屋・6畳間
その後、6畳間の写真も撮る機会があったのでこちらも。純和風の作りです。お部屋作りは住む方のお好み次第で。