【シェアハウスの日常】カエルペンギンはこたつを出す【@松本市浅間温泉】

◎さすがに寒いですよね。

「ぐぎーっ!!!さ、寒いケロ!!!!」

カエルペンギンは叫んだ。

カエルペンギンはお絵かきペンギンの後釜であり、第2ペンギン荘の荘長という立場である。

シェアハウス・第2ペンギン荘は住民のご協力により運営していることもあり、「管理人」という呼び方をしない。住民の代表・・・的な立場としての言葉「荘長」と呼んでいる。

そんなカエルペンギンだが、恒温動物でないこともあり、さすがに松本の寒さに耐えられなくなってきた。

自然界に住んでいたころは春まで冬眠していればよかったのだが、現在は人間社会に身を置く立場上、冬眠するわけには行かないのだ。

「世知辛い世の中よな」

カエルペンギンはつぶやいた。

そんなわけでカエルペンギンはこたつを出したのである。

このコタツはペンギンたちの努力の結晶でもある。

このコタツは第2ペンギンがDIYで作ったものだ。

材木屋さんから木材を買い付け、磨きに磨いて作ったのだ。

そして、布団カバーはお絵かきペンギンが全国各地を巡って集めた手ぬぐいを縫い合わせたものである。

そして、今年の設置をカエルペンギンが行った。

松本は夏はカラっとして(暑いは暑いけど)過ごしやすい。

だけれど、冬の寒さはとんでもない。

内陸にあるし、標高も高いのでそれは致し方ない。

あとはどうやって暖かく過ごすかである。

第2ペンギン荘は松本市浅間温泉という温泉街にある下宿・シェアハウスなので、その最たる暖の取り方は「温泉に行く」である。

温泉はやっぱり温泉で、ふつうのお風呂に浸かるより、ポカポカ具合が持続する。

そして、帰荘後、ずぼっとコタツに入れば完璧である。

これから寒さが厳しくなる季節。

「みなさまもお風邪など引かれぬよう・・・」カエルペンギンはみんなの無病息災を願った。