【里山が近いシェアハウス】第2ペンギンは浅間温泉の東側を散歩する【街にも近いけどね…】

◎むしろ篶竹荘のテリトリーかも。。。

先日、とても天気が良かったので第2ペンギンは浅間温泉の東側、大音寺山の麓付近を散策してみた。

第2ペンギンは普段はごろごろしているが動くときはすごく動くという不思議なペンギンなのである。

浅間温泉の東側はどちらかといったらお仲間の篶竹荘のテリトリーな気がしないでもないが、浅間温泉の魅力を伝えられればそれでいいのである。

これ!!といった見どころは無いが、地域に根差した神社やお寺があったり、ちょっと温泉文化を感じられる建物があったりと、ほっこり歩けるのが魅力である。

春夏も素敵だが、山に近いので紅葉の季節もオススメ。

と、いうことで歩いていきたいと思う。

◆湯薬師

まずは湯薬師。

ここは篶竹荘の住民が入っている浅間温泉第二町会が草刈りをする場所でもある。

篶竹荘の住民も年に二回、せっせと草を刈っている。

ブランコと鉄棒がある小さな公園もついていて、子供たちも遊べるようになっているが、あまり見かけない。

湯薬師の脇の山道からは御殿山へのぼる登山道が続いている。

湯薬師 ここは古くから湯が湧き出ており浅間御殿もここから引湯し、薬師堂があった。万治二年(一六五九)水野氏が浅間御殿を改修した時、湯谷社を祀って湯薬師と名付けた。 遠近から病気平癒祈願に参拝する者も多く絵馬が奉納されている。 堂は明治一三年上浅間の対価で類焼し同三一年やや上方へ再建された。 平成一一年三月 本郷地区景観整備委員会
◆第一号源泉

第一号源泉。

この源泉は殿様の湯で有名な枇杷の湯などに湯が引かれている。

篶竹荘の住民が入る堀の湯、第二ペンギン荘の住民が入る御座の湯、滝の湯などの湯仲間(公衆浴場)にも湯が引かれていて、掛け流しである。

◆飲泉所

一号源泉から坂道を数十メートル下った山の手通り沿いにあるのが飲泉所だ。

温泉が出ていて飲んでみることができる。

篶竹荘のはす向かいにあるので、篶竹荘の住民は打ち水に使ったり、雪を解かすのに使ったりもしている。

レトロなポストが目印である。

◆浅間の宿

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

浅間の宿跡 浅間の宿は、小柳湯角から飯田屋別館までで、その所見は建武二年(一三三五)である。信濃国府(惣社)は北條党と足利党と戦った中先代の乱で焼かれ、信濃の大小名は浅間宿へ参集して後任の国司を迎えた。浅間の宿は一時期、信濃の政治的中心となった。 平成九年一一月 本郷地区景観整備委員会
◆浅間公園の碑
浅間公園之碑 大正六年六月広く寄付金を集め浅間公園を造ったときに建碑、題額は赤星典太県知事の書、撰文と書は和田出身の窪田畦夫(松門)で浅間の風光明媚、古蹟に富み、温泉浴客で賑やかなこと、大音寺の廃墟を公園となし、不動の滝を造ることなどが名分で記されている。
◆西宮恵比寿神社

<blockquote cite>西の宮恵比寿神社

大正時代に西ノ宮から勧請、商売繁盛の神として信徒は松本商業組合を始め各地に多く、えびす講は賑やか、玉垣は大正六年浅間公園を作った時、拝殿は昭和三〇年に建立

平成一二年三月 本郷地区景観整備委員会</blockquote>

◆東泉部薬師堂

<blockquote>東泉部薬師堂

古くは湯薬師として下方の荒湯源泉の所にあったが、寛保二年(一七四二)横谷沢の大水害で流され下浅間へ移転した。

昭和六三年浅間文化財修理の寄付の際、本尊を購入。平成五年浅間全町会有志の寄付により、ここへ堂を新築し本尊を安置する。

毎年四月に薬師保存会により祭る。

平成一一年三月 本郷地区景観整備委員会</blockquote>

◆開道記念碑

西ノ宮神社の北側にある細い路地が不動明王の滝への入口。

その入口にあるのが街道記念碑である。

ポケモンGOが流行っていた時、ここがスポットになっていて、なぜか人でにぎわっていたことがあった。

第2ペンギンも一時期ポケモンGOをやっていたので、夜な夜な来たこともあるが、必ず誰かがいて、「あ、やめよう」と思った場所でもある。

ケヤキが紅葉してとてもきれいである。

開道記念碑はなんの開道を祝ったかと言うと、浅間温泉から三才山への道が開いたことを祝ったものだ。

浅間温泉には松明祭りで有名な御射神社春宮があり、三才山には御射神社秋宮がある。

浅間温泉と三才山は御殿山が間にあるものの関係性の深い土地同士だ。

◆篠田焼登り窯

そして、開道記念碑から不動明王の滝への路地を入っていくと登り窯のあとが残っている。

篠田焼登り窯 篠田義一氏は多治見市の荒廃していた焼窯後の耐火築窯煉瓦を入手し、京都清水焼式の登り窯の四分の一に設計し、すべて手造りで昭和二一年完成させた。同三七年近代的焼成窯が導入されるまで、日展入選作品のほとんどを焼いた。現在中信地方に遺る唯一最後の登り窯である。 平成九年一一月 本郷地区景観整備委員会
◆不動の滝

そして、登り窯の先にあるのが不動の滝。

真冬に来ると滝が完全に凍ってまた違った風景を見せてくれる。

小さな人工の滝だが、木々に囲まれ、新緑も紅葉もきれいで、真夏は木陰でせせらぎの音が聞こえるため涼しく感じることができる。

不動の滝を過ぎ、不動堂を横目に見て大音寺山へ登ることができる。

大音寺山へ行く途中からは浅間温泉の温泉街や北アルプス、松本市街が一望でき、なかなかオススメである。

片道30分くらいで登ることができる。

◆不動尊

そして不動堂。

行った日は秋晴れの爽やかな日で、木漏れ日がきれいだった。

紅葉もきれい。

不動堂の見どころは、建物脇にある地層だったりする。

この辺りで圧力がかかり、地層がぐんにゃりと曲がっていて、その姿を拝めることができる。

不動堂と関係ないけれど、結構見ものなので紹介してみた。

◎全部歩いて30分くらい。

そんなわけで浅間温泉の東側を歩いてみたので、適当に紹介してみた。

先述した通りこれ!!!といった見どころではないが、気軽にお散歩するにはいいかもしれない。

浅間温泉に連泊するなら、観光を終えた夕方、大音寺山や御殿山への散策(どちらも片道30分あれば登れる山)ついでに街を歩いてみるのもいいかもしれない。

第2ペンギンは無責任にそんなことを言ってみた。

最後に、お散歩イチ見事な紅葉があったので、そちらを載せておしまいにしたいと思う。

ありがとうございました。