【シェアハウスの紹介】第2ペンギンは下宿の入口を鑑賞する【@松本市浅間温泉】

◎第2ペンギン荘は元々芸妓さんが暮らしていた置屋でした。

長野県松本市の中心市街地に”近いのに“温泉街!・・・な浅間温泉にあるシェアハウス(本当はレトロな建物なので下宿と言いたい)「第2ペンギン荘」は、温泉文化の名残が漂う元・置屋のシェアハウスである。

置屋とは、芸妓さんが暮らしていたり、待機していた建物である。

浅間温泉にも昔はたくさんの芸妓さんがいたのである。

そのうちの一つが、かつて「分音羽(わけおとわ)」という屋号でやっていた現・第2ペンギン荘のこの建物だ。

松本市街地に近い温泉街は3つあり、浅間温泉、美ヶ原温泉、横田温泉である。

横田温泉は最も街なかにあって、ここはもと「横田遊郭」だったところ。

美ヶ原温泉は浅間温泉と共(どちらも主張している)に日本書紀にも登場する束間の湯(つかまのゆ)と言われている温泉街だ。

結構歴史があるのである。

そんな松本市浅間温泉の一画、元置屋でやっているシェアハウス「第2ペンギン荘」。

入口にはちょっとした門があったりするのである。

これはやっぱり芸妓さんという雅な職業の人たちが使っていた建物なだけあって、ちょっとこだわったのだと思われる。

また、当時の記憶がちょっと残っていたりも。。

そんなわけで、現在は下宿となっている第2ペンギン荘の入口をちょっと鑑賞してみたいと思う。

◆味のある面構え

夜の入口はこんな感じである。

葛飾北斎の娘、葛飾応為の遊郭の浮世絵に似ていなくもない。

やっぱり格子戸は光の漏れ出す感じがすごくお洒落である。

ちなみに照明は第2ペンギン荘をやるときには撤去されていたので新たに付けた。

防犯のためでももちろんあるし、この雰囲気を作りたかったからでもある。

◆置屋だったころの記憶が郵便ポストに残る。

そして、下宿の門を少し入った所にある郵便ポスト。

女性の名前がたくさん書かれている。

推測でしかないがこれは芸妓さんが住んでいたころの名残なんじゃないかと第2ペンギンは思っている。

いつの物か分からないが、住所が松本市ではなく、1974年の合併前の本郷村となっていることから、新しくても50年近く前の年代物の郵便ポストなのは間違いない。

◆お絵かきペンギンが描いたポスト

こちらは第2ペンギン荘になったときに、郵便屋さんが間違えないように、もともとあった箱に絵を付けた現役の郵便ポストである。

手紙を雨から守る屋根が無いのが玉に瑕だが、門の屋根があるのでとりあえず大丈夫な感じだ。

◆かまぼこ板の表札

そしてこちらが、第2ペンギンお気に入りのカマボコ板にかかれた第2ペンギン荘の表札。

多分昔はここに照明が取り付けられていたと思われるが、なんでか外されていて穴が空いていたので表札を付けた。

やっぱりペンギンはかわいい。

できるなら道を歩いていたら、後ろからこっそりペタペタとついてきて欲しい。

そして振り向くと素知らぬかををして立ち止まっていてほしい。

これは猫でも可だがやはりペンギンがいいかもしれない。