◎松本の本 第3号
「松本の本」というのがある。
ふつうの観光では飽き足らず、コアな松本を楽しみたい方にうってつけの本である。
第2ペンギンは第1号から寄稿している。
第1号は川について、第2号は女鳥羽川の橋について、そして第3号は浅間温泉特集ということで湯仲間について書いてみた。
そう。我が第2ペンギン荘がある長野県松本市の温泉街、浅間温泉についてなのである。
かなりのページが浅間温泉について書かれている。
湯仲間は浅間温泉の住民だけが入れる共同浴場でどこも掛け流しである。
当然、第2ペンギン荘、お仲間の篶竹荘のシェアハウスの住民も利用している身近な温泉である。
第2ペンギンたちは毎日入っているので特別感は全然ないのだが、会員しか入れないという閉ざされた施設なので、どんなお風呂なのか紹介してみたのである。
浅間温泉にはそんな湯仲間施設が点在している。
第2ペンギンがまだ松本で暮らす大学生だったころ、浅間温泉はまだ、友人や先輩が結構住んでいた。
昔ながらの下宿が結構残っていたのである。
ところが、いったん長野市に行き、松本に戻ってきたときには下宿がものの見事に無くなっていたのである。
「浅間温泉、街にも近いし、毎日温泉入れるのになんで!?!?」と第2ペンギンは思った。
ついでに、「自分も移住者だからこそ、松本が好きで松本らしい所に安心して住めるようなところを作ろう」とも思った。
そんなわけで2015年に本当は下宿と言いたいシェアハウス「篶竹荘」をオープンし、2020年に「第2ペンギン荘」を作ったのである。
2015年のころは本当に浅間温泉が一番元気がないころだった。
学生時代に通っていた山賊焼の定食屋が無くなり、遊びに行っていた下宿が何軒も無くなっていた。
観光客が寄れるようなお店も全然ない状態にもなっていた。
でも、浅間温泉が持っている潜在的な魅力は無くなっていない!!・・・と思ってシェアハウスを魅力をこっそり伝えながら続けていたのである。
そしたら、最近、新しい宿ができたり、パン屋さんや雑貨屋さん、飲食店などができ始めてちょっと浅間温泉が元気になってきた。
第2ペンギンは思った。
「先見の明があったな!」と。
でも、第2ペンギンはかつて「遅れてきたパイオニア」と呼ばれたことがある。先見の明はあってもマイペースなので、すぐ周回遅れになるのである。
でも、篶竹荘も第2ペンギン荘も「ふつうに暮らす」をテーマにしている下宿である。
どうやっても、洗練されたオシャレな空間などは演出できない。また、演出しない方が暮らすのには快適だとも思っている節がある。
「『遅れてきたパイオニア』上等!!」
と最近では第2ペンギンは開き直っている。
これからも普遍的な「日常」を作って行きたいと思います。
松本で「ふつうの暮らし」をしたい方はぜひお問い合わせ下さい。