温泉ペンギン、改良カマドを掃除する

温泉ペンギンは松本市にある温泉街「浅間温泉」の一画にある元・置屋(芸妓さんが住んでいた下宿)をシェアハウスにするべく日夜お掃除に励んでいる。

まるでシンデレラである。

シンデレラは「灰かぶり」みたいな意味らしい。

というわけで温泉ペンギンは、ついにカマドの掃除に手を出した!

カマドからは炒られた銀杏の殻が大量に出土。炭素測定の結果、昭和中期に炒られたものだと判明。当時の文化を知れる貴重なサンプルである。

が、全部捨てて炭や灰を掻き出す。

危なく温泉ペンギンは白ペンギンになってしまうところであった。

 

カマドには蓋がいっぱいついている。釜に直下についてるのは火力調整窓で、真ん中のは熾きでも入れておくとこだろうか。使い方がわからない。

煙突も撤去されていて、窓に「改良無煙かまど」と書いてあるのだが名折れである。

直近では使用予定はないが、ここで下宿屋さんをやろうと決める最後の一押しはこのカマドが残っていたからである。

とりあえず釜の中に空いている穴が任意で開けられているのか、壊れて開いちゃったのかもわからない。ちょっと使い方を勉強しなくちゃな、と温泉ペンギンは思った。

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後日、図書館で調べていると「農家向き改良かまど―作り方・扱い方 」(1958年・居関 久男)てな本を発見した。

備忘録として書いておく。

(更新2022年7月6日)