長野県松本市の温泉街・浅間温泉の地にてせっせと下宿を冠したシェアハウス「第2ペンギン荘」の修繕をしている第2ペンギンとお絵かきペンギン。
今日は別々のことをしたので、それぞれの作業の様子を見ていこう。
◎お絵かきペンギンの本日の工程
お絵かきペンギンの本日の工程は「工房予定地にて穴掘り」である。
第2ペンギン荘は地形柄、水はけが悪い部屋があり、そこの土壌を改良しようという魂胆だ。
工房予定地はその中でも一番湿気の多い部屋。
特に雨漏りしているわけでもないのに、床が腐っていることからもその湿度の高さが見て取れる。
これは、床を張り替えても結局同じことだろうと思い、第2ペンギンとお絵かきペンギンは工房を土間化することにしたのだ。
ややこしいが、土間を部屋化して、工房を土間化するのである。
湿度の高い工房は土間がふさわしいと思われるからである。
とはいえ、床が無くなるからと言って湿度の問題が解決するわけではない。
そう。土壌自体を改良しなければ根本的な問題は解決しないのである。
そんなわけで、工房の床を剥いだあと、お絵かきペンギンは土を入れ替えるためにせっせと穴掘りをした。
一部、透水層を作り、ストレーナー管を設置。集水桝に集める魂胆である。
それにしても、ちょっと地面より低く掘っただけで、どろどろの土が出てきた。
それだけ水が集まりやすい土地だということが分かる。
まあ、浅間温泉は斜面にひろがる温泉街だから高い所から低い所に水は流れるのである。
おそらくどの土地も山側に面した部屋の湿度問題には頭を抱えていることだろう。
第2ペンギン荘としては、湿気対策でできることは何でもやっておこう!・・・という精神でストレーナー管を設置することにしたのだ。
そしてこれ↑↑↑が土を入れ替えて作った透水層。
ここに穴の開いた管(ストレーナー管)を敷設して、地面に水が溜まってきたら、管に集水して桝まで持っていこうという考えなのだ。
第2ペンギンが考えうる湿気対策はこれ以上のことは思いつかない。
これでだめならできうる限りのことはやったので、あきらめがつくってもんである。
お絵かきペンギンはそのポリエステルの羽毛を泥だらけにしながら作業をし、なんとか透水シートを敷くところまで終えることができた。
お絵かきペンギンは作業を終えると、ぶるぶるぶるっと体を震わせ泥を弾き飛ばすと、ひょいっと手ぬぐいを肩にかけ、湯仲間(浅間温泉にある住民だけが入れる共同浴場)に入りに行った。
◎第2ペンギンの本日の工程
第2ペンギンはひきつづき、土間の部屋化工事である。
先日、設置した横胴縁(?)のツナギを付ける作業。
断熱材が張れなく、ヒートブリッジを作らないように、現在の壁面から浮かせてツナギを作っている。
お絵かきペンギンは体力勝負だが、第2ペンギンの作業は同じことの繰り返しの、根気勝負である。
ただ、派手さでいえばお絵かきペンギンの穴掘りほど成果が見えにくい。。
「結構頑張ったんだけど・・・」
泥だらけになったお絵かきペンギンに向かって第2ペンギンは小さく言った。
「わかってますよ」
とお絵かきペンギン。
お絵かきペンギンは優しいのである。
第2ペンギンは救われた。