◎第2ペンギン荘に飾ってある絵
芸術の秋である。
第2ペンギンはハロウィーンこそ「我関知せず」といった態度を取るが、「食欲の秋」とか「芸術の秋」「スポーツの秋」などには敏感だ。
第2ペンギンは栗ご飯も食べたし、柿も食べた。サンマも食べたし、燕岳や槍ヶ岳にも今年の秋は登った。
そこで気が付いた。
芸術の秋がまだじゃん!・・・と。
そんなわけで手っ取り早く堪能するために、第2ペンギン荘の中に飾ってあるゲイジュツサクヒンを鑑賞することにしたのである。
第2ペンギン荘はその名の通り「ペンギン」を冠した下宿(を銘打ったシェアハウス)である。
そのため、馬鹿の一つ覚えのようにペンギンに関するものばかり飾ってある。
雑多だ。
でも、とりあえず一つ一つ紹介してみる。
◆ロンドンから仕入れたペンギンの絵。
台所と居間に挟まれた場所に「食堂」がある。
この部屋は結構頑張って、磨きに磨いたDIY自作のテーブルなどが置いてある。
見学された方は「この程度か・・・」と思うかもしれないが、シェアハウスで一番オシャレにしたつもりなのだ。
そんなわけで、せっかくなので素敵な絵を飾りたいと思い、イギリスの作家さんから取り寄せたのがこちらの絵である。
一羽がすでに海に飛び込んでいるから、真ん中に描かれているペンギンは第2ペンギンということになる。
こっそりと第2ペンギン荘をアピールしているこの絵は大変気に入っている。
そもそも第2ペンギンはカッサンドルみたいな雰囲気の絵が好きなのだ。
こちらの絵のおかげで食堂のオシャレ度が増したと第2ペンギンは思っているのだが、住民や見学してくれた方がどう思っているのかは、本人のみぞ知る・・・。
◆第2ペンギン自ら描いた絵。
絵が一つだけでは寂しい・・・。でも買う余裕なんてもうない・・・。
そんな思いで恥ずかしげも無く第2ペンギン自ら描いて飾ってしまった絵がこちらの三枚になる。
もはやゲイジュツサクヒンと言えるのかもわからない。
第2ペンギン自身は「かわいい!!」と思っているのだが、他人に強制できるものでは無いので内心思っているだけだ。
「上昇志向」と書かれたこちらの絵も、何を訴えたいのかわからず描いた。
こちらも第2ペンギンが浮かれている・・・という意味不明の絵である。
この絵なんてライトアップされるような場所に飾ってある。
自己主張が強いぞ、第2ペンギン。
そして玄関に飾ってあるのがこちら。
浅間温泉ということで第2ペンギンが風呂桶を持って頭に手ぬぐいを載せている。
この絵はまだ、松本市浅間温泉という温泉街にあるシェアハウスだからこんな絵にした・・・というストーリー性は感じられる。
◆「空も飛べるはず」の書
第2ペンギンは「あすなろ物語」(井上靖)がなんとなく印象に残っている。
翌檜は檜になれないけれどいつか檜になりたいなーと思っている・・・んじゃないかと人間が考えて「翌」「檜」と名付けられたと言われていたりいなかったりする。
ということで同じアプローチでペンギン→飛べない→空も飛べるはず・・・と連想して第2ペンギン荘の改修を手伝ってもらった方に書いてもらった。
居間の床の間に飾ってあり、大変気に入っている書である。
◆2階に気づいたら貼ってあった絵。
第2ペンギンはアホっぽい動物がうじゃうじゃしているのが大変好きである。
分かりやすいものでいえばウッドストックである。
スヌーピーよりだんぜんウッドストック派で、ウッドストックのスウェットがユニクロで発売されたときは何年も着れるように数枚買いためた。
そんなノリでペンギンがうじゃうじゃしているのも好きだ。
誰が第2ペンギンの好みを知って貼ってくれたか知らないが、いつの間にか貼られていた。
かわいい。
好き。
◆お絵かきペンギン寄贈によるペンギン。
こちらは以前住んでいた「お絵かきペンギン」さんによる絵である。
第2ペンギン荘の修繕工事が完了したのを記念して寄贈していただいた。
優しい感じの絵であり、第2ペンギン荘イチの大作である。
額装もこだわっていて大変立派な絵なのである。
これこそゲイジュツサクヒンと言える。
◆オチャノマ文具店さんの絵。
こちらはオチャノマ文具店さんが篶竹荘でリアル店舗を持っていた縁で寄贈してくれたペンギンの絵である。
点画でかなり細かく描いてくださっている。
こちらもロンドンよりの絵とともに食堂に飾ってあり、食堂のオシャレさをあげるのに一役買っている。
◎第2ペンギンは下宿の絵を堪能した。
とまあこんな感じで、第2ペンギンは改めて第2ペンギン荘に飾ってある絵を鑑賞してみた。
絵たちは飾らない感じで下宿の中に飾ってある。
もっとお洒落に洗練された形で飾ろうと思えば飾れるかもしれない。
でも、第2ペンギン荘はシェアハウス(下宿)であって、暮らす場所なのである。
もちろんみんなが生活していれば生活感だってあるし、物が置かれているときだってある。
あまりに洗練され過ぎているとお洒落だけれど暮らすのに疲れるんじゃないか?と第2ペンギンは思っているのだ。
そんなわけで、適当な感じで絵を紹介してみた。
松本に住んでみたい、でも何かを成し遂げる感じで移住する・・・といった肩ひじ張った感じではなく、「ふつうの暮らし」や「ふつうに松本を楽しみたい」といった方には第2ペンギン荘があっているんじゃないかと思っている。
第2ペンギンは「ご興味あればお問合せまで」と宣伝することも忘れずに、今回の記事を閉じた。