第2ペンギンはのれんを作った。
のれんがあったほうが「ぽいな!」と思ったからである。
第2ペンギンは「ぽいな!」の域をいつも出ない。
シェアハウスだって日常を過ごす場所だから「ふつうの暮らし」を提供することに意義があるんだ!と常日頃のたまっているが、だからと言って少しはおしゃれにしたいのでえある。
第2ペンギンはオシャレのことがよくわからない。
だから絵を飾ってみたり、最近のお洒落で和風なお店は暖簾とかあるな!・・・と思ったらシェアハウスの玄関にも暖簾を掛けちゃうのだ。
それも、まだ染物職人さんとかに作ってもらえれば見栄えがするのだろうけど、第2ペンギンは自分で作ってしまう。
それが「ぽいな」止まりの所以である。
でも、その方が人肌感じられて「好きな人には好きかも。」と思っているような節がある。
それを決めるのは入居者さんである。第2ペンギンではない。
とはいえ第2ペンギンが頑張っているのは間違いない。
昼間の作業が終わった後、ちくちくと夜なべして作った。
が、一部余っていた布を使ってしまい、紺と白の縞々にしてみた結果、なんだか銭湯みたいになってしまった。
第2ペンギンは腕(羽)を組みしばらく渋い顔で眺めていたが「でもまあ浅間温泉は温泉街だし、お風呂屋っぽいのは逆にいっか!」と変に納得してペタペタと近くの温泉(湯組)に入りに行ってしまった。
(更新:2022年7月9日)