【シェアハウスの目の前】延命地蔵とじっさばばさ石【@松本市浅間温泉】

◎第2ペンギン荘の目の前!延命地蔵とじっさばばさ石!

下宿を冠したシェアハウス「第2ペンギン荘」は長野県松本市の温泉街「浅間温泉」の一画にあります。

浅間温泉は1000年ほどの歴史のある温泉地で、日本書紀にある「束間の湯」が浅間温泉であるという説もあるそうです。

(お隣の「美ヶ原温泉」との説もあります。が、どのみちこの地域には昔から温泉が発見されていたということです。)

そんなわけで、第2ペンギン荘の目の前にも太子堂があり、毎年見事な花桃を咲かせて楽しませてくれるのですが、その太子堂の丘の麓には「延命地蔵」と「じっさ石ばばさ石」というのがあります。

そういえばInstagramでもブログでも紹介したことが無かったような気がしたので、ちょっと書いてみることにしました。

◆「じっさ、ばばさ石」
地蔵様の西南の道ばたに突出した二つの丸い多いわがあり、石の形からじっさ、ばばさ石と呼んでいた。婚約中の人がここを通れば破談となると言い伝えられていたので、この道をさけて通ったと言う。 終戦後、道路拡張のため一つは破壊、一つはここへ移された。 平成九年十一月 本郷地区景観整備委員会

とのこと。

なんとも不吉なじっさ、ばばさ石ですが、結果的に道路拡張のあおりを受けてじっさ、ばばさ石自体が別れさせられるという何とも皮肉な結果に・・・。

でも、今よりも昔の方が迷信や言い伝えを信じたでしょうから、もしかしたら第2ペンギン荘の前の道は若いカップルとかは全然歩かないような通りだったのかもしれません。

◆「守屋貞治作の延命地蔵」

守屋貞治は高遠の有名な石工で、この地蔵尊は県の内外にある貞治の作品約三四〇の躯中の名作。文政九年(一八二六)神宮寺一二世通方智堅(みちかたちけん)により建立され、台座に徳をたたえた讃を刻む。

願望がかなうというので参拝者が絶えない。

平成十一年三月 本郷地区景観整備委員会

そしてこちらは延命地蔵。

いつも元気な花が供えられているので、きちんと管理がされているんだなという印象。

守屋貞治氏は稀代の名工と謳われるくらいすごい人だったらしく、また高遠は石工が有名な土地柄だったとか・・・。

目の前にありすぎて毎日眺めるだけのお地蔵さんでしたが、これからはもっと親しみを持って、そしてじっくり見てみたいと思いました。