第2ペンギン氏、床の間に寝転がる

第2ペンギン荘の床の間は10畳ある。かなり大きい。

第2ペンギンは温泉ペンギンが作業に勤しむのを尻目に床の間に逃げ込んで天井を見上げていた。

「傾いとる!」

「船底天井と言うんだよ」

第2ペンギンはビクッとして廊下の方へ目をやった。温泉ペンギンは腕(羽)を組んでしたり顔をしていた。

ほう、これが。第2ペンギンは改めて天井を眺めた。やはり、温泉さんは普段から改修を頑張っているだけあるな、と感心していた。

床の間は普通の和室と比べてやはり特別だ。作りも凝っている。その分各部位に名称が付いている。

「床柱しかわからん…」

第2ペンギンは自らの知識の無さと温泉ペンギンの博識さを改めて実感した。

この床の間の前にある口の開いた壁はなんだろう。

「これは?」

「知らない…」

気まずくなった。

(たぶん下がり壁という)