◎【第2期】第2ペンギン荘修繕工事(DIY)
第2ペンギン荘は松本市浅間温泉の元・置屋さん(芸妓さんが住んでいた下宿のこと)を修繕して下宿を冠したシェアハウスにした建物である。
1963年築というレトロな建物で2019年秋から2020年夏頃までせっせと修繕に励んでいた。
みんなが住むところの修繕はその期間でほぼ完了したのだが、まだまだ直さなくちゃいけない部屋は多く残っているのである。
だが、2020年6月の時点で第2ペンギンは精も根も尽き果ててしまっていた。
「もっと寒い所で静養したい」
第2ペンギンはそんな言葉を残し、8月になるとバイクで北海道一周に出かけてしまった。
北海道から帰ってくるとすっかり腑抜けた様子で、
「自分はなんてちっぽけなペンギンなんだ・・・」
とまるでインドに行って悟ったようなセリフをのたまうようになった。
そんなわけで第2期の修繕工事をするのが2021年にまでもつれ込んだのである。
直す予定の場所は土間・小屋・工房の3カ所である。
写真は土間と工房のもの。
土間を個室化させ、工房をDIY用具の置場に改修する。
小屋は後日計画を立てるために寸法を測る。
ともあれ、すべての部屋ははっきりいって「やばい」状態だ。
土むき出しの土間は地面がかびている。
工房はベニヤ板が張られた床が全面腐っている。
小屋は壁が吹き飛び野良猫の住処になっている。
まずは図面を引いて、工程表を作って、なんとしても3月下旬に終わらせなくてはならない。
「長い戦いになりそうだ」
・・・と第2ペンギンは思った。