第2ペンギンは小屋を作ったことを思い出す。

第2ペンギン、言い訳をする

「小屋をなおしたのいつだっけ?」

第2ペンギンはそうつぶやいた。

おそらく2020年のことである。もう2年が経とうとしている。

世界広しと言えども、ペンギンがこれまで小屋を直したことはないだろう。

前ペンギン未踏の偉業である。

そのため、改修後の疲労も凄まじく、ペンギンはその回復に2年も費やしてしまったのだ。

「ごめん!」

ペンギンはそう叫んだ。

第2ペンギン、小屋を作った思い出を語る

「こちらの写真を見て小屋を直した思い出を語っていただければ」

ペンギンはインタビューを受けた。

前ペンギン未踏の偉業についての取材らしい。

ペンギンはしばらく押し黙った。覚えていないからだ。

「あのう・・・」記者が尋ねた。

するとようやく第2ペンギンは口を開く。

「これ、ぼくがやったんでしたっけ?」

「あなたがやったんですよ!」記者は手に持った万年筆を第2ペンギンに向けて言った。

「そうですか・・・」

どうやら大変だった記憶を呼び戻したくないようで、思い出を頭の奥底にしまい込んでしまったらしい。

「そういえば、浅間温泉の別のブログで小屋を直している記事を見かけたなあ」

ペンギンはつぶやいた。

そして体をつま先から頭の方へ、ぶるぶるぶると振るわせると、「温泉行ってきていいですか?」と記者に尋ねた。

最初からべつに了承を得ようなんて思っていない。直後、返答も待たずして、風呂桶を手に取ると、さっさと温泉に出かけてしまった。

 

第2ペンギンはいろいろな顔を持つ。別の人格で合同会社SumSumのブログにて小屋を作った記録を載せたので興味ある人は覗いてほしい。

それだけ言うと記者も風呂桶を持ち、第2ペンギンのあとを追いかけた。

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