第2ペンギンは長野県松本市の温泉街・浅間温泉の元・置屋(芸妓さんが住んでいた下宿のこと)を「ちょっと楽しい日常」を過ごせるような下宿・シェアハウスにしたいと思い、日夜頑張っている。
第2ペンギンの性格がそもそもパリピではないので、落ち着けるシェアハウスにしたいのである。
落ち着けるシェアハウスと言ったら「ゴロゴロできることである」と第2ペンギンは間違った常識を持っている感がある。
そんなわけでこたつを作りたいのだが、先日、備忘録のためにまとめてみたダイニングテーブルは言わば成功が約束されていたも同然の代物だった。ただし、頑張れば。
ただ、こたつづくりはすごく悩んでいた。
と、言うのも第2ペンギンがこたつに求めていたものは2つ。
①6人以上が座れる
②ゴロゴロしたい
である。
①はたまたま手に入れられた木材のサイズの関係上、180cm~210cm×66cmまたは92cmしか作れないことだ。
②はゴロゴロするためには櫓の下が33cm以上無いと骨盤が当たってしまい寝返りができない(個人調べ)
冬はやっぱりこたつに食べられたい性分の第2ペンギンはこれらのことですごく悩んだのである。
こたつの下は33cmにしても天板上端は使用上40cmで収めなければならない。しかも天板の厚さは6cmあるから何やらカニやらできるのは1cmしかないのである。
「うーん」
またしても第2ペンギンは短い腕(羽)を組んで悩んでしまった。
板をくっつけるのにはちょっとデザインが山小屋みたいになってしまうが、カスガイでくっつけることで厚みを作らないことにした。
(※ダボに気づいていなかった…)
本当はダイニングテーブルのように3枚くっつけて180cm×92cmサイズにしたかったが、カスガイだとどうも不安な強度であきらめた。代わりに細長くして210cm×66cmに。
そして櫓の補強用天板は合板12㎜を使わず9㎜にした。
こうして苦肉の策で天板上端高さ40cm(39.9cm)に収めつつ、下端のクリアランスを33cmを確保した。
「全てはゴロゴロするため」
を合言葉に早速作ってみる。
1、組立
天板はサワラ材33cm×210cm×6cmのモノをホッチキスお化けのカスガイで結合させてダイニングテーブルの時と同様に#40から#180までのやすりでとにかく滑らかにしていく。
次に、こたつなのでヒーターを取り付けるための櫓を組む。購入したヒーターのサイズに合わせて格子型に組立て、9㎜しかない構造用合板の補強も兼ねる。何せこの櫓の上に30㎏ぐらいする天板を載せるのだ。
組みあがったらオイルステインで塗装。オイルフィニッシュ(ワトコオイル)と同じく、家具用のワックスも使ってみたかったので、こたつはオイルステイン(オーク)+BRIWAXにすることにしたのだ。
ここで図ではちゃんと描いてあったのに、ヒーターの電源プラグを差す切り欠きを忘れていたことに気づく。
もう後戻りできないほど組み上げた後だったので無理やり切り欠いたためぼこぼこになってしまった…。
次に売ってるこたつを見れば分かるが、ハードボードでヒーターの熱が上に行かないように断熱層を作る。木工用ボンドで固定したのでもしかしたら外れてしまうかもしれない。
とりあえず見えないところは遊び心を加えたい性質なので製作した日付をボンドで書いてみる。
切り欠きの失敗はあったもののヒーターを取り付けてみるとぴったり収まり、ハードボードのおかげで「見まがうことなくこたつ」感が出た。
2、塗装&磨き
アイロン台のような脚を付けてみて形を確認。
BRIWAX(ミディアムブラウン)を塗っていく。布や刷毛など色んな塗り方があるが、スポンジで塗る。
1回目を塗り終え、ダイニングテーブルの塗装で暇つぶしをしつつ15分ほど馴染ませる。馴染んだかなーと思ったくらいで布で磨きまくる。磨けば磨いた分だけつるつるになり、光沢が増す。(↑天板奥、第2カスガイくらいまで磨いてある)
ワックス2回目。BRIWAXは蜜蝋からできているらしいが、車の固形ワックスみたいな感じである。あと、めちゃくちゃ臭い。
2回目も塗り終わった後、磨きまくって完成。においは数日で取れるらしい。
完成。まだなんとなくしっくりこない色合いだが、徐々に馴染んでくることを期待している。